湿式粉砕
IKAインライン装置による安全で効率の良い湿式粉砕は、乾式粉砕の代替方式です。
乾式粉砕では多くの粉塵が出ますので、適切なフィルターシステムを必要とします。 これが空気中の酸素と混ざり爆発性混合物の発生に繋がる場合は特に重要となります。 粉塵除去システムや不活性ガスオーバーレイシステム等の手の込んだソリューションが、所定の安全レベルを満たすためにしばしば必要になります。 これらのフィルター装置のコストが実際の粉砕装置より遥かに高額ということが多くあります。
これらの素材のローター/ステーターシステムによる湿式粉砕は、多くの利点があります。:
- 得られた微粒子はサスペンションとして存在しますので、ダストの生成は始めから避けられます。
- 乾式とは違い素材はシステム内に残っていますので、ロスを最小限に抑えられます。 そのため湿式粉砕は、有機化学、特に高品質な素材、又は毒性のある素材の処理に適しています。
- 製品の供給は乾式よりも湿式の方が簡単です。
IKA分散装置は合成プロセスに直接組み込むことができます。 そのため湿式粉砕を他のプロセスにも同時に使用することで次のステップを省くことができます。 時間短縮に加えて、必要なシステム数や接液面積が大幅に減らせます。 湿式粉砕に使用されるインライン装置はCIP、又はSIPに完全に適しています。 湿式粉砕装置の利点は投資するに十分値します。
IKA湿式粉砕機はローター/ステーター方式に基づいています。 ハイレベルのせん断エネルギー投入により、粒子径10μm以下にすることができます。 IKA湿式粉砕機は広い粘度範囲の製品が取り扱えます。 これらの性能のおかげで、IKA装置は非常に多くのアプリケーション、例えば、染料、塗料、ペーパー・コーティング・カラー及び潤滑グリースなどに使用されています。
多種多様な客先のご要望に基づいたプロセスのカスタマイズのために、ラボスケールから生産規模まで各種取り揃えています。 :
- 3ステージ・ハイシェアー分散機 DISPAX-REACTORによる湿式粉砕
- コロイドミル MKによる湿式粉砕
- コーンミル MKOによる湿式粉砕
ソリューション
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