スタンダードプラント SPP
検証済みの "Standard Production Plant" (SPP) は、多くのアプリケーションにおけるエマルジョン及びサスペンション製造のためのソリューションです。 その仕様によりSPPは化粧クリーム及びローション、食品業界のマヨネーズやドレッシング、化学業界のサスペンションやエマルジョン、又は塗料などの製造に使用できます。 SPPは革新的で最先端の装置でありながら、コストパフォーマンスの良いミキシングプラントです。すべてのスタンダードなプロセス、即ち混合、撹拌、ホモジナイジング及び分散ができます。 そのシンプルなデザインのため、操作が簡単でコンスタントな混合品質が得られます。 真空脱泡、加熱/冷却用ジャケット、添加剤吸引混合口やサンプリング等のオプションを組み合わせることで、SPPを完全な製造装置として理想的なものにできます。
そのユニークなタンク形状及び傾斜機構により、SPP 内部へのアクセスが良く、据え付け高さが低く抑えられるという利点が得られます。 主要なプロセスの要求に基づき設計されていますので、少ないスペースでメンテナンスが簡単になっています。
強固なアンカー撹拌羽根及び固定フローブレーカーにより、高粘度でも液全体を混合することができます。 最先端のスクレーパーデザインにより、タンク壁面の付着をなくし、製品とジャケット間の最適な熱伝導が得られます。
経済的な ULTRA-TURRAX UTL 1000 シリーズ・シングルステージ分散機との組み合わせでハイシェアー分散が得られます。 複雑なアプリケーション及びインライン添加剤分散には、高度に洗練された多機能2ステージ混合・分散機 DBI 2000 が最適で、タンクボトムに直結できます。
DBI 2000 はSPPの心臓部で、その革新的なデザインによりプロセス時間の短縮及び最適な分散品質が広い製品粘度範囲で得られます。例えば、追加ポンプなしで最大約100 Pasまで可能です。 ユニークで特許を取得したIKA DBI 2000 の2ステージ操作:
- 第1ステージの特別にデザインされたポンプローターによる循環で、ブレンディング及びミキシングのためのタンク内の乱流を、CIPクリーニングのための圧力及び流量を作り出します。
- 第2ステージにはハイシェアー・ローター・ステーターシステムが装備されており、製品のシャープな粒径分布及び長期間の安定性が得られます。 DBI のデザイン及びその大流量により、分散チャンバー内に負圧を作り出すため添加物などのインライン供給が可能になります。
SPPシリーズは25 Lから4,000 L までの生産量に対応した8種類のサイズがあります。