コーンミル MKO
IKA MKO 2000は、硬くて粒状又は結晶材料の湿式粉砕及び微粉砕ができる高性能のインライン・コーンミルです。 MKO 2000はサスペンションの解砕に特に適しています。 素晴らしい分散性能によりIKAコーンミル MKO 2000は、1パスで狭い粒径分布が必要とされる連続プロセスに使用されます。 1パスでは難しい場合は、循環処理されます。
コーンミルMKO 2000は、その特殊な粉砕ツールがIKAコロイドミルMK 2000とは違っています。 最初のステージは同じで、ギアーがあり供給と予備粉砕の役目をします。 次のステージは、ギアーではなくハードメタルが溶射された表面が粗い円錐状のローター/ステーターになります。 溶射材は高品質の材料、例えばカーバイドやセラミック等が含まれます。 オプションで、溶射ではなくセラミック(ジルコニア)製のツールも供給可能です。 粉砕ツールは、中粘度又は高粘度の材料を処理できる強力なシェアーゾーンを作ります。 それにより一般にコロイドミルより、均一で狭い分布及び微粒子が得られます。 低粘度の材料でも、固形分濃度が高いと湿式粉砕で良い結果が得られます。
ツールの円錐形状によりステーターを上下に動かすことができますので、ギャップ調整が無段階で可能です。 回転速度だけでなく、ローター/ステーターのギャップ調整による追加のエネルギー投入、即ち分散効果を最適にすることができます。 ギャップが一定で良く、より高い再現性が求められるアプリケーションの場合は、無段階のギャップ調整ではなくスペーサーを使った固定ギャップ方式にすることも可能です。
狭いギャップとツールと製品間の摩擦の組合せにより、素晴らしい粉砕効果が得られます。 ツール摩耗による永久的なコンタミネーションがある他のコランダムミルとは違い、MKOのローターとステーターは互いに接触しません。 例え研磨性のある製品でも、メタルコンタミのないスペシャルバージョンもあります。 これらの特徴がIKAコーンミルをサスペンションの湿式粉砕及び解砕装置としてユニークなものにしています。
IKAコーンミルMKO 2000は7種類のサイズがあり、水の場合の処理量は25 から 6.000 l/hの範囲となります。 すべてのサイズで同じローターの周速度ですので信頼のおけるスケールアップが可能です。