横型ニーダー

IKAハイパフォーマンスHKD及びHKS 横型混練機は、水平にアレンジされたニーディング・ボウルがあり、非常に高粘度の混合物の処理ができるツインボウル・ニーダーです。 これらニーダーの特別な特徴は、広範囲なアプリケーション、即ち、低粘度の接着剤(ホットメルト)から極めて高い粘度のラバー混合物まで、に対応できるニーディングエレメントにあります。

高性能HKDニーダーで得られる素晴らしいニーディング及び分散は、相互剥離作用のある互いに噛み合うDUPLEX ニーディング・ブレードの原理に基づいています。 ニーデングブレードのスピード比率は2:1です。 これにより、ブレード表面に近づいたり離れたりの交互運動が作り出され、高圧及びシェアーがかかり、高いレベルの摩擦が製品内に生じ、その結果、強力な混合及び分散が行われます。

HKSは、Z形状のニーディング・ブレードを持つ横型混練機です。 HKSの場合は、シャフトとニーディング・ブレードの距離がブレード外径より大きいため、相互剥離作用がありません。 ニーディング・ブレードが互いに逆方向に回転することにより、ボウル側壁からセンターへ、又は回転方向によりその逆に、製品の連続的な動きが作り出されます。 ブレードのスピード比率は5:3です。 回転速度が違うブレードが逆回転するので、高い圧力が作られ強力な混合が行われます。

すべてのHKS及びHKDシリーズは、加熱/冷却用ジャケット付ボウルです。

製品は、ニーディング・ボウルを傾ける、又は排出スクリューで排出します。 機械はギヤードモーターにより直接駆動され、インバーターにより無段階にスピード調整することができます。

IKA横型ニーダーの特筆すべき特徴は、オプションでニーディングボウルの側壁もしくはニーディングボウル全体を、油圧又は手動で完全に取り外せるようにできることです。これにより、製品切り替え時のニーディング・ブレード及び排出スクリューの洗浄が容易になります。