連続ニーダー

CONTERNAは、マルチチャンバーを持つ連続式ニーダーです。標準バージョンは、6個の連続的に並んだチャンバーからなり、各チャンバーには2個のDUPLEXタイプ・ニーディング・ブレードが上下に配置されています。それぞれにACモーターが装備されており、ニーディング・ブレードの速度を無段階に調整できます。液体及び固体材料は、それぞれのチャンバー(最終チャンバーは除く)の上部から供給できます。投入された液体及び固体原料は、ニーディング・ブレードによって次のチャンバーへと連続的に送られ、最終チャンバーから排出ノズルまたはフランジで固定されたギアポンプを介して排出されます。それぞれのチャンバーブロック上部及び底部には独立した温度コントロールジャケットがあります。また、チャンバーの蓋と壁面にも、オプションで温度制御ジャケットの追加が可能です。

CONTERNAは、モジュールシステムとして設計されています。即ち、ニーディングチャンバーの個数及びニーディングツールと排出モジュールのデザインはアプリケーション及び要求される結果に基づいて変わります。このことにより、混錬の強さ及び製品の滞留時間をそれぞれのアプリケーション毎にここに調整することが可能になります。これまで既に、製品の要求に合わせる為に4,5,8,12及び14チャンバー機が製作されています。

従来の押出機の場合の滞留時間は比較的短いため、エネルギー投入は限られますが、CONTERNA連続式マルチ・チャンバー・ニーディング・システムは広範囲の滞留時間が必要に応じて設定できます。 ひとつのチャンバーから次のチャンバーに連続的に移動させることで、集中的でありながら、優しく均一な混合が得られます。 更に、従来の押出機に比べ、非常に高い固形分濃度が達成できます。

CONTERNAの原理により、中粘度から高粘度までのミキシング、ニーディング、ローリング及びエキストルージョン等のいくつかのプロセスステップをひとつの機械に組み合わせることができます。 バッチプロセスに比較して、連続プロセスには顕著な利点があります。

機械の洗浄及びメンテナンスができるようにニーディング・チャンバー・カバーの開閉が可能です。オプションでチャンバーブロック全体を開くことができるので、チャンバー内部及びブレードに簡単にアクセスすることができます。

タッチスクリーンでグラフィカル(HMI)に操作可能。